こんにちは。

紫腹筋コロコロトラベラーです。

今回は今話題沸騰中の人気の都市ウィーンの公共交通についてまとめてみました。こちらを確認するれば、ウィーンでの公共交通機関をお得に利用することができます。

是非次回のご旅行の際に活用してくださいませ。

はじめに

音楽、美術、街並み、食…魅力いっぱいのウィーンを観光するには公共交通が便利です。多くの観光客が訪れる都市だけあって、ウィーンの公共交通は乗車券の種類がたくさんあります。

中には午前1時まで有効とか月曜日からスタートとか、日本人にはちょっと馴染みが薄いルールもあるのですが、使いこなせばとてもオトクに市内を周ることができますのでオススメです。

また、「ウィーン・シティカード」や「ウィーンパス」という観光がオトクになるカードもあります。色々あって便利な反面、使いこなすにはちょっとコツが必要なことも。この記事で詳しくご紹介します。

ウィーンの公共交通

ウィーンの公共交通は、

地下鉄(Uバーン)、Sバーン、路面電車(トラム)、バス、他の都市へ行く場合などに使う高速鉄道があります。

地下鉄(Uバーン)は、ドイツ語でU-Bahnというので、地下鉄の入り口などには「U」の表示があります。今は、U1、U2、U3、U4、U6の5つの路線があって、U5は現在工事中です。(なぜ番号が飛んだのかはわかりませんが。)

線が多くて一見ごちゃごちゃしていますが、地下鉄、Sバーンのほか路面電車やバスの路線も書いてあります。

ウィーン中心部のみでよければこちら

Sバーンは近郊列車などと訳しますが、日本の普通の電車と同じです。路面電車やバスは日本にもあるのでおわかりですね。

ウィーン市内は料金が一律!

これは観光客にとってとても嬉しい制度ですね。ウィーン市内の公共交通は、どこからどこまででも料金が一律なんです。そして、切符も共通です。地下鉄とバスを乗り継ぐ、といった場合にそれぞれの切符を買う必要はなく、1枚の切符で乗ることができます。

その切符の値段ですが、ちょっと種類が多めです。

普通の片道切符(2.4ユーロ)

24時間券(8ユーロ)

48時間券(14.1ユーロ)

72時間券(17.1ユーロ)

1日券(5.8ユーロ)

1週間券(17.1ユーロ)

8日券(40.8ユーロ)

1年間券

1ヶ月券

その他(学割など)

24時間券と1日券は似ていますがちょっと違います。24時間券は、使用し始めた時刻から24時間有効です(48時間券、72時間券も同様)。一方、1日券は使用した日から次の日の午前1時まで有効で、オンラインかアプリでのみ購入できます。

1週間券は月曜日の午前0時(真夜中)から次の月曜日の朝9時まで有効です。72時間券と同じ値段なので、72時間以上使うなら1週間券の方がオトクなことが多いですが、使用期限が月曜日の朝9時までなので週末からスタートしてしまうと不利です。

8日券は、早朝から次の日の午前1時まで有効の片道切符が大人8人分セットになっているものです。1人で8回使用してもいいし、複数人で使うこともできます。

その他の1ヶ月や1年、学割などは観光客には縁がないと思いますので説明は省きます。

乗車券は、券売機か駅の窓口、オンラインショップなどで購入できます。券売機は最初画面がドイツ語ですが、イギリス国旗のマークを押すと英語になりますよ。

こちらの券売機は現金それもコインのみです。コインがないと購入できません。駅によりこの様な券売機があるところがあります。コインは多くお持ちくださいませ。ちなみになぜか窓口には駅員がいますがnot workingという張り紙が貼られているところが多いです。

市外は要注意

上に挙げたチケット(金額)はいずれもウィーン市内のみ有効なので、市外へ行く時は要注意です。観光客が行きそうな市外の場所と言えばウィーン国際空港。ウィーン市内有効のチケットを持っていて空港に行きたければ、1.7ユーロ分のチケットを追加で買う必要があります。

空港から市内に移動する場合も同じです。空港からスタートする場合でも、1.7ユーロのチケットとウィーン市内有効のチケットを併用することができます。

改札がない

ウィーンの公共交通は、改札がありません。日本のように1人ずつ運賃を払ってバスを降りるとか、切符を改札を通すとかいうことは一切せず、みんな素通りです。その気になれば無賃乗車もできてしまいそうですが…やはり、しっかり検札があります。

時々、何の前触れもなく、検札する人たちが車内に入ってきて、乗客の切符をチェックします。ここで切符を持っていないと、多額の罰金を取られるという仕組みです。ですから乗り物に乗る際は忘れずに切符を購入して、日時をスタンプする機械に通してスタンプ(打刻)してくださいね。

観光客はターゲットになりやすいのでお忘れなく。

どこからどこまで乗るか検索

土地勘のないところの路線図を見ても、どこから乗ってどこで降りよう、と決めるのはなかなか難しいことがありますよね。そんなときにオススメの方法は、ウィーン市交通局のホームページで検索することです。

開くと、画面右の方に「Journey」という枠があります。ここのFromとToのところに駅名を入力して「Plan my journey」をクリックすると路線や乗換駅、所要時間などが表示されます。

駅名がよくわからないときは、「→Adbvanced search」をクリックすると地図上に駅やバス停の位置が表示されるので、地図上から選んでください。出てきた選択肢から一つを選ぶと、徒歩の区間も含めて地図上にルートが表示されるので便利ですよ。

ちなみに、ウィーン国際空港は「Flughafen Wien Bahnhof」で、市中心部からみて右下(南東方向)にあります。

ウィーン・シティカード

ウィーン・シティカード(Vienna City Card)をご紹介します。地下鉄、トラム、バスが乗り放題になる「レッドカード」とホップオン・ホップオフ・チケットがセットになった「ホワイトカード」の2種類があります。

レッドカード

「レッドカード」は、ウィーン市内の公共交通が乗り放題になる上、特典として、観光名所やレストラン、買い物で割引が受けられるカードで、金額は、24時間有効なら17ユーロ、48時間は25ユーロ、72時間は29ユーロです。

ウィーンカードを持っている大人が15歳未満の子どもを同伴する場合、子ども1人まで公共交通が無料になります。有効時間は利用を開始した日から数え始めて、最終日の午前0時までです。

レッドカードは公共交通の乗車券と比べると9~12ユーロほど高いので、買う価値があるかどうかは特典次第ですね。こちらに特典一覧が出ているのでこちらを見てみてください。

たとえばシェーンブルン宮殿の入場料が2.9ユーロ引き、ウィーン少年合唱団のコンサートが10%引き、などなど。ショッピングやレストラン等の割引もあります。

ホワイトカード

「ホワイトカード」は「Big Bus Viennaホップオン・ホップオフ・チケット」やガイド付きナイトツアー、ガイド付き市内ウォークを含むカードです。金額は、24時間なら32ユーロ、48時間は37ユーロ、72時間は41ユーロです。こちらも15歳未満の子ども1人まで無料で同伴できます。

購入方法

ウィーン・シティカードは、アルベルティーナ広場、ウィーン中央駅、ウィーン空港の観光案内所のほか、アプリやオンラインショップで購入できます。ホテルで販売してくれることもあるようです。

ウィーンパス

ウィーンパス(Vienna Pass)は、これ1枚で60以上の観光施設の入場料が無料になる上、いくつかの施設の優先入場権もついてくるという、観光客にとってとてもありがたいカードです。

入場無料になる観光施設は、公式サイトから確認できます。シェーンブルン宮殿やホーフブルク宮殿といったド定番がしっかり含まれていますね。

このウィーンパス、市内の主要観光スポットへのバスや、空港から市内へのバス移動にも利用できるので、詳しくご紹介します。

ウィーンパスの金額

ウィーンパスの金額は、大人1日59ユーロ、2日89ユーロ、3日119ユーロ、6日154ユーロで、子ども(6~18歳)は半額です。割としょっちゅうセールをやっていて、1割くらい安くなります。日程に余裕がある方は、公式サイトを時々チェックしてセールの時に購入してくださいね。

購入方法

上の右上にある「BUY NOW」をクリックすると、購入画面が出てきます。

「大人」「子ども」それぞれについて「1日」「2日」「3日」「6日」の必要なところのプラスマークをクリックしていきます。すると「Add a TRAVELCARD」と出てくるので、必要に応じて「24時間」「48時間」「72時間」から選んで枚数を指定し「ADD」をクリックします。

画面右上の「SHOPPING BASKET」に選んだもののリストが出てきます。すべて選び終えたら画面右上の緑色の「CHECKOUT」を押すと、名前や支払いなどの画面に移動しますので、入力してください。支払方法はクレジットカードかPAY PALです。

ウィーンパスの受取方法は、窓口で受け取る、モバイルパス、自宅へ郵送、の3種類から選べます。窓口の受け取り場所は、ウィーン国際空港にある窓口もしくは地下鉄U1、U2、U4のカールスプラッツ駅(Karlsplatz)のところにある市内のサービスセンターです。

モバイルパスは、私はまだ使用したことがないのですが、スマホにアプリをダウンロードしておけば使用できるようです。

自宅へ郵送は、20日ほど余裕がある場合に限られます。追加料金が11ユーロかかります。簡単なガイドブックもついてくるので、事前にゆっくり見ておきたい方にオススメします。自宅へ郵送したいときは入力画面の「STEP 2」のところで「Standard Shipping Worldwide」を選んでください。

優先入場権

ウィーンパスの嬉しい特典のひとつに、優先入場権があります。ウィーンの観光施設はどこも観光客でとても賑わっていますので、チケットセンターでチケットを買うのに1時間、入場するのにさらに1時間、なんてことはザラです。

でもこのウィーンパスを持っていると、長蛇の列を尻目に優先入場ができることがあります。施設によりますが、ウィーンパス専用レーンがあったり、一度チケットセンターでチケットに引き換えてから入場したりします。

混雑していると引き換えに時間がかかることはありますが、カードを見せるだけでいいのでスンナリ引き換えられます。

ホップオン・ホップオフバスに乗り放題

ウィーンパスにはもうひとつ、特典があります。ウィーンパスを持っていると、ホップオン・ホップオフバス(HOP ON HOP OFF Bus)というバスに乗り放題になるのです。

ホップオン・ホップオフバスは、主要観光施設近くのバス停を巡回するダブルデッカーバスで、市内の約50箇所にバス停があります。路線は赤、青、黄、緑の4色に色分けされています。

・赤路線 ウィーン国立歌劇場、ホーフブルク宮殿などリング通り

・青路線 フンデルトヴァッサーハウス、ドナウタワー、大観覧車などドナウ川沿い

・黄路線 シェーンブルン宮殿、ナッシュマルクト市場、ベルヴェデーレ宮殿など

・緑路線 グリンツィングのワイン村など

市中心部から少し離れているところも通るので迷わず行けて便利ですね。主要な観光スポットがカバーされているので、上手に活用するとほとんどこのバスだけで回れます。

バスには16か国語の音声ガイドがあって、日本語も選べますので、説明を聞きながらの車窓観光も楽しいですし、乗り放題なので観光で歩き疲れたらバスに乗って景色を眺めながら休憩する、といった使い方もオススメです。

路線図

ウィーンパスにトラベルカードを付けられる

ウィーンパスに、ウィーン市内の公共交通が乗り放題となるトラベルカードをつけることができます。金額は、24時間なら8ユーロ、48時間は14.1ユーロ、72時間は17.1ユーロです。

公共交通のみの24時間券、48時間券、72時間券と同じ値段ですが、有効期限がちょっと違うので要注意。たとえば24時間券なら、公共交通は最初に日時をスタンプしてから24時間有効ですが、ウィーンパスのトラベルカードは使い始めた日からその日の終電までしか使えません。

1日券のようなものですね。48時間、72時間でも同じ考え方です。

トラベルカードをつけるのがオトクかどうかは、滞在日数や曜日にもよります。もし月曜日とか火曜日とかからスタートして公共交通を3日以上使うつもりなら、ウィーンパスのトラベルカードよりも1週間券(17.1ユーロ)の方がオトクですね。

空港から市内へのバスにも乗れる

ウィーンパスがあると、空港から市内までのバスに2回まで無料で乗車できます。ブラグス社のAir-Linerというバスで、空港から地下鉄U3のErdberg駅までを15分で結ぶ路線です。バスは1時間に1本のペースで出ています。(ちなみに、このバスチケットを単体で買うと、片道5ユーロ、往復9ユーロです。)

Erdberg駅からは市中心部まで10分ほどですし、U3はWien MitteやStephansplatz、Westbahnhofといった主要駅も通るので、他の路線への乗り換えも簡単です。

ウィーンパスはお得?

ウィーンパスは、沢山の観光施設を回ろうと思っている方にはとてもオトクです。

行こうと思っている施設の入場料の合計がウィーンパスより高ければ、単純にウィーンパスがオトク、と言うことができます。そんなに沢山の施設は回らない、という方はどうでしょうか?入場料だけならその都度払う方がウィーンパスより安そう、と思った方は、優先入場権のことを思い出してください。

現地での滞在時間は限られているので、待ち時間をお金で買うと考えると、もしかしたらウィーンパスの方が多少高くても、買う価値があるかもしれません。

でも、ウィーンパスもそれなりのお値段ですので、ホテルでゆったり派の方や、観光施設はほとんど行かない方、一つ一つの名所をじっくり時間をかけて見たいのであまり数をこなさないという方にはオススメしません。

また、公共交通の料金も積み重なると結構な金額になりますので、ホテルの場所や行く場所によってどのくらいになりそうか計算してみてください。

ウィーンパスにトラベルカードをつけるよりも他のチケットの方がオトクな場合があります。一方、行きたいところが概ねホップオン・ホップオフバスのルート上にある場合や滞在する曜日、日数によっては、トラベルカードをつける方がオトク、あるいは手っ取り早いかもしれません。

YouTube

ヨーロッパに興味がある人向けの動画になります。次回行かれる際に利用してくれたらと思います。

オランダに行かれた際は西尾さんがガイドをしてくれています。直接依頼してみて下さいませ。

おわりに

世界的に見ても日本ほど公共交通の時間に正確な国はなかなかありませんよね。ウィーン市内も厳格に正確とはいかず、少しの遅れはしょっちゅうです。

ですから時刻表を信頼して分単位でスケジュールを組んでしまうと当てが外れることがあります。ぜひ時間に余裕を持って行動してください。

ウィーン市内は全体にホテル代が高めなので、節約できるところはしっかり節約して楽しみましょう!

今後は忙しいあなたに変わって私がリサーチしあなたに必要な旅行の情報を提供していきたいと考えています。

これからは相手の時間を上手く活用して、効率的な旅行をしてみませんか?

さらに世界をもっと身近に感じませんか?

あなたのポケットから大きな世界を取り出しましょう!!